2005年07月08日
History Baton
今回は企画物に乗ってみる。
ことの発端は、徒然なる軍師ビーム時々趙サイコーのここらしい。
次に三国志ニュースの清岡さんのこのエントリーから、三国志博物館集解のhttp://blog.livedoor.jp/amakusa3594/archives/27378809.htmlに往き、僕の所に手渡された様だ。
歴史系ブログでも無いここを挙げて下さった天草さんには感謝をしたい。
予定を変更してこのテーマで書く事とする。
1.Number of your book about history(歴史に関係する本の所持数)
基本的には五冊。
数研出版株式会社 世界史辞典(昭和40年発行版)
同 日本史辞典(昭和41年発行版)
簡約日本文学史図説
フロイト その思想と生涯 宮城音弥 訳(フロイトの伝記)
クリーム STRANGE BREW (伝説的バンドのメンバー達の伝記。但し三人とも存命)
建築史の本を入れると十冊位になる。
それともう一冊。
幻のスーパーカー 福野礼一郎 著
71年8月。南米ボリビアで起こった小さな政変が、全ての運命を変えた。
ウーゴ・バンデル将軍率いる‥‥‥
70年代のF1レース会に彗星の如く登場した新興コンストラクターのウルフは、カナダの石油王ウォルター・ウルフのポケットマネーで運営されるという今では考えられないようなレーシングチームだった。ウォルター・ウルフのクルマ好きはつとに有名で、なかでもランボルギーニにとっては最大の顧客のひとりだった。
レストランで給仕をしていた52年ごろ、アレッサンドロはのちのキューバ革命運動の指導的先導者となるべく運命づけられていたこの若き医科大生と知り合い、‥‥‥と、クルマ好きにはたまらないスーパーカーに関する歴史の本である。スーパーカー延べ23台以上について語るのは勿論の事、ランボルギーニ社を中心に、ポルシェ社やフェラーリ社の設計思想の流れをも解説してくれる。是非の一読をお勧めする一冊である(現在は文庫でも出ている)。
2.People who patronizes it now(今イチオシの人物)
新撰組の中島登。
鳴滝塾塾長、尚歯会の高野長英
3.The battle I remained(印象に残っている戦い)
ラプラタ沖海戦。
ベルサイユ条約が生んだ第三帝国の軍艦のカテゴリー、ポケット戦艦。
通商破壊作戦で活躍するポケット戦艦、アトミラル・グラーフ・シュペー (Admiral Graf Spee)が、イギリス海軍G部隊の重巡一隻、軽巡二隻と、1939年12月13日に遭遇した戦い。
この後アトミラル・グラーフ・シュペーは中立国であるウルグアイのモンテビデオ港に停泊をするが、国際条約の為連合国艦艇に包囲され、結局は自沈した。
4.Five person favorite of me, or that mean a lot to me(好きな、若しくは特別な思い入れのある人物5人)
三国志の陳宮公台、大谷刑部吉継、ルードビッヒ・ヴァン・ベートーベン、ジョーン・ヘンリー・ホリデー(ドク・ホリデー)、ハインツ・グデーリアン
5.One-Five people to whom I'm passing the baton(バトンを回す人1~5人)
ここは僕を紹介した天草さんの意図を読み取りたい。
二方向に進めるとする。
符堅さんの 日本弱腰党:相談役♪on-blog.
しすさんの 暗黒卿徒然日記
一方は、携帯端末版三国志ゲームの有名人。
もう一方は、ここを紹介して下さった天草さんの三国志博物館を支える自治会メンバーの重役。
妥当な人選だと考える。気が向いたら、僕からの襷を受け取って欲しい(無論多忙ならば無視して下さい)。
2008年08月28日
伝記と歴史小説は違いますが……。
このブログでは何回も書いている事ですが、世の中には歴史小説を伝記か何かと勘違いしている、頭の悪い方がいる様です。
「歴史小説は、歴史的事実のみを書かねば成らない」、「お偉い作家の小説に書いてあったので、これは歴史的事実だ」などなど。
そういった方に訂正をするのはいい加減にうんざりなのですが、しかし油断をしていると、伝記でさえも、創作が多分に混じるようです。
参考→らばQ
無論知っていたつもりではありましたが、改めてこうかかれると、自分が如何に伝記作家達に騙されていたか、考えさせられます。こうやって書かれていると、何が本当で何が嘘か、さっぱり解からなくなってしまいしました(尤もこの記事に関しても、ソースとなっている英語が読めないので半信半疑)。
※ベンジャミン・フランクリンの凧揚げは、子供の頃嘘臭いなぁなんて考えていたのですが、どうやら本当にデマゴギーだった様ですね。
2009年12月02日
国営放送ドラマ「坂の上の雲」第一回「少年の国」を見て
「坂の上の雲」を見た。
素晴らしい出来だと思う。
大河ドラマが二年連続で糞みたいな内容だっただけに、一層際立つのかも知れないが、実に面白い。
僕の学生時代の卒業研究のテーマの一つに、瀋陽の都市計画を研究するものがあった(瀋陽は日露戦争当時奉天と呼ばれ、奉天会戦は日露戦争最後の会戦である)。つまりは、もともと興味があったテーマであるし、僕自身は過剰に評価している可能性がある。しかしその事を差し引いても、このドラマの魅力には、たっぷりとお釣りがくるだろう。
もっくんといえば、「バロー・ギャングBC」や「ラッフルズホテル」を見た事あるが、最早その頃のイメージではなく、今では堂々とした役者である(「Shall we ダンス? 」でも然う思ったが、あれは出番がホンの少しだったので……)。青年の役でもまだ遜色がないのは、役者としての力量だろう。
高橋是清役の西田敏行には、是非今又、天蓬元帥を演じて欲しいと思える力強さがあり、ちらりと出ただけなのが勿体無くも感じる。松たか子はそんなに好きな女優さんではないのだが……それでも可愛らしく感じた。
役者だけではなく、衣装の汚し具合だとか、町の見せ方だとか、安っぽさがなくて、リアリティがある。司馬遼太郎の世界が、そのまま映像になった様だ。
しかしこのドラマ、素晴らしい出来であるが故に、懸念がなくはない。
世の中には、ドラマがフィクションであるという事を、理解していない人もいるのだ。
益々「天才軍師、秋山真之」などという虚構が広まりはしまいか?
然う寸考して、「日露海戦の」と題し2007/02/27(火)に書いた自身の日記を思い出した。
短文なので、全文引用してみる。
真の主役は、嶋村速雄と海兵七期の面々である。秋山の役割は小さく、語り継がれる多くの事はフィクションや他人の手柄に過ぎない。
日本海海戦時の連合艦隊戦策(連隊機密第二六号)も、本来嶋村の仕事である。無論これは、秋山の才を否定するものでは無い。
ただ、「軍事の天才秋山」というのは、少々評価が過ぎる様である。
勿論「日露海戦」の話題であるから、ここでいう「秋山」は「秋山真之」を指す。
このあたりの話は、『坂の上の雲』の真実という本に詳しい。著者は、元防衛省防衛研究所戦史部主任研究官。与太なんぞではないので、是非読んで戴きたい。
と、司馬遼太郎が嘘を作品に書いた事を述べたが、これは司馬遼太郎を非難しての事ではない。
寧ろ逆に、卓抜した技を褒め称えるものである。
彼は坂本竜馬や新撰組の一般的なイメージもつくりあげたが、それはそれだけ作品にリアリティがあった、という事だろう(現代人の持つそれらのイメージは、俗に言う「司馬史観」によって作られた虚構であるが、その事を知らぬ人は多い)。
小説というのは抑々フィクションなのであるから(無論TVドラマも)、それに騙される(というか、史実と信じる)方が愚かというべきだ。嘘とか本当とかは先ず抜きに、その物語を楽しめば良いのである。
本当にサリエリがモーツアルトを殺したのか? それと映画「アマデウス」の評価は、全く別の問題なのである。
尚「嶋村」は、「島村」と表記される事が多い様だ。僕の持つ資料でも、多くが「島村」と書いている。興味を持たれた方は、検索の際「島村速雄」でぐぐってもらいたい。今回のドラマでは、舘ひろしが演じるのだそうだ。
楽しみに待ちたい。