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2009年03月24日
北九州市立松本清張記念館に往きました
昨日WBC準決勝ではアメリカを降し、本邦の侍ジャパンが決勝戦へ進出を決めました。
本日決勝で対するのは、今大会既に四度も対戦を行った韓国で、先発投手は奉重根(ポン・チュングン)との事です。
是非に奮起してもらい、徹底的に叩きのめして欲しいものですね。
偖、この奉重根投手ですが、伊藤博文を暗殺した安重根にちなんで、韓国では奉重根義士というニックネームで呼ばれているそうです。所属するLG球団は、WBC東京ラウンドの1位決定戦の後、安重根の偉人伝の出版社に承諾を得てこの表紙をパロディー化し、それをプリントしたTシャツを1万2000ウォン(約790円)で売り出しました。
奇しくも本年は伊藤博文の暗殺100年目という事で、今年は特に、反日感情が強いのかも知れません。
伊藤博文の没年はつまり、明治42年(1909年)な訳ですが、文学史に目を向けるとこの年に、浮雲で知られる二葉亭四迷が亡くなっています(翌明治43年には、本邦を代表する大作家、山田美妙
が亡くなっていますが、この話は又の機会に)。
二葉亭四迷や山田美妙と言えば言文一致体の先駆者ですし、文学史にとって100年前は、役目を終えた人々が、段々と姿を消し始めた時代であったと、そう言えるかも知れません。
とはいえ、去り行く人々ばかりでは有りませんでした。
そう、やっと本題です。
重複は避けますので、こちらの記事の併読もお願いします。
先ず、入館料なのですが、一般は500円です。しかし、小倉城庭園(愛称:小笠原会館)にも往かれるのなら、小倉城庭園は入場料300円ですので、3施設共通入場券(700円)の方がお得です。
折角の観光ですから是非、小倉城庭園も見られる事をお勧めします(小倉城は時間の無駄だと思いますので、なるべく見ない事をお勧めします。熊本城や島原城と比べるとがっかりします)。
松本清張記念館の展示物なのですが、松本清張の遺品が並べられ、生原稿と共に年表が張り出されています。
恥かしながら清張の作品は点と線、砂の器
位しか読んだ事が無く、多作な作家であるにも拘わらず、(聞けばわかりますが)僕には他に代表作が思い浮かびませんでした(本サイトは三国志関連のサイトでもありますが、清張の邪馬台国論争に関しても、あまり興味がありません)。
しかし、松本清張記念館では(北九州市立という事もあるでしょうが)或る「小倉日記」伝を代表作と位置づけていました。
この「或る『小倉日記』伝」というのは、一旦直木賞候補に成ったのですが、後に芥川賞の方に回され、第28回芥川賞を受賞したのだそうです。これは森鴎外の「小倉日記」を復元しようという物語なのですが……ここで良かったな、と思ったのは、先に森鴎外の旧居を見学していた事でした。こういう小さな都市の観光というものは、意外にも繋がっているものです。
又、清張の住んだ家屋が展示してあり、その中には蔵書の一部がありました。一部と言っても数は膨大で、資料を積読する事の大切さが理解できます。
却説、メインの、「一九○九年生まれの作家たち」という企画展ですが、展示品の多くは他の博物館に所蔵された品の複製でした。
しかし、僕としては発見が多かったので、十分に往って良かったと思える内容でした。
記述者 strap : 2009年03月24日 01:39
コメント
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いわずと知れた、三国志漫画の最高峰です。香港人の陳某氏が香港・台湾の雑誌で連載をしており、世界的な人気が有ります(これはその日本語翻訳版です)。
主人公は司馬懿と燎原火(趙雲)で、三国志物語を大胆なアレンジで描いているところが人気の少年漫画です。史実とは年齢が合わない等、大幅に改変された設定や追加されたキャラクターも沢山いますが、それが気にならない(というよりも、寧ろそこが良い)程面白い漫画だと思います。
三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)
ちくまの全訳三国志の文庫版を、セットで売っています。「三国志」は、西晋の陳寿が記した歴史書で、三世紀(つまり三国志の時代に近い年代)に書かれた、正史のうちの一つです(正史は「二十四史」と言う様に、複数存在します。「後漢書」や「晋書」も正史の内の一つです)。この訳本では、裴松之という人によって付けられた注釈も、同時に収められています。
尚「正史」とは、「正しい歴史」という意味ではなく、「ある国家によって認められた歴史書」の事で、三国志は正史の中でも特に評価は高い部類に含まれます。紀伝体という記述方法で書かれており、三国志は本紀(皇帝の伝記と、その治世の記録の事)と列伝のみで書かれています。
主役とも言える曹操の事は、主に魏書の「武帝紀第一」という部分に書かれています。曹操の息子の曹丕が「文帝紀第二」、孫の曹叡が「明帝紀第三」、そしてそれに続く「三少帝紀第四」の四つの部分が、「本紀」の部分です。
三国志演義の主役である劉備は、蜀書の「先主伝第二」、諸葛亮は「諸葛亮伝第五」、関羽や張飛は「関張馬黄趙伝第六」という列伝部分に納められています。
「魏志倭人伝」と俗にいう文章は、魏書(魏志)の「烏丸鮮卑東夷伝第三十」という場所に収められています。
三国志演義は三国志演義で面白いのですが、そのモチーフとなった史実を知る為には、先ず三国志を読むのが良いと思います。
読み易い文庫版で、入門用に最適ですよ。