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2009年01月03日

一人称の文章の弱点

僕は一人称で物語を書く書き手だ。
三人称でも稀に書くが、一人称の方が特性に合っている様に考えるし、慣れているし、要は得意なのだ。

だが、一人称の文章には大きな弱点がある。

一人称の文章にはデメリット・ウイークポイントが多くある。
例えば、

・状況を俯瞰できない為、読み手に与える情報が制限される事
・語り手が誤まって情報を受け取った時、正確な情報を伝える事が難しい事
・語り手の考えを隠す事に不向きな事
・場面の変換を簡単に出来ない事
・語り手に関する情報を書く事に向かない事

等々。
しかしそれは、感情表現に優れる一人称の魅力と秤にかければ、相殺される問題だと思っている。

しかし、僕は気付いた。

一人称の文章では、無口な登場人物に語り部をさせる事が難しい……という事に。
これは最大の弱点だ。

当然の事なから、一人称の文章は情景描写を語り手に任せる。結果、語り手は、饒舌にならざるを得ない。無論、鉤括弧をつけて喋らなくても、無口の印象を作り出すのは難しい。
無口な人物を、その「無口」という個性を残したまま、語り手にするのは、本当に難しかった。

投稿者 strap : 2009年01月03日 02:52

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