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2008年06月16日

経験からの類推と描写力

幸いにして僕には大怪我をした経験がないのですが、作中はアクションシーンを書く関係上、登場人物には大怪我を負ってもらいます。

さて、その事について考えていたのですが、人間経験の無い事を描写するのは苦手だなぁという事です。描写というよりも想像、でしょうか。

例えば自分の生爪を一つ剥がれる所を創造してみましょう。これはそれの痛みを類推できるので、想像しただけで、顔を苦痛に歪めてしまいます。考えただけで、本当に痛いです。
では、片腕が切り落とされる所はどうでしょう?
これがさっぱり痛くないんですね。
腕を落されて痛いと感じれるかどうか、という事はさて措いて、意識がはっきりしている状態で腕が斬られた場合、相当に痛い事は理解できます。大量の失血の為に寒くなるかも知れません。それはわかります。しかし、その痛みや苦しみが、全く現実味が無いんですよね。
これは、腕を落される事に類推できる様な怪我を負っていない事が原因だと思います。

想像にこれ程の差があるのならば、僕は腕を落される痛みよりも屹度、生爪を剥がれる痛みの方を巧く描写できるのでしょうね(事実やってみて、そうだったと自己判断した)。

この様に、経験というのは描写力の為の材料としても、大事な事なんだと理解しました。
かといって、大怪我の痛さを巧く描写する為に怪我を経験したいとは思いませんが。

投稿者 strap : 2008年06月16日 01:00

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