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2007年06月09日

アルテイルで遊んでみた

このサイトでは何度も名がでるが、実は三国志中に陳宮の列伝は無い。
その記述は「武帝紀」等、多くの箇所に跨り、分散して記述されている。

しかしこれは、立伝されていない人物に限ったことでは無い。
曹操について調べたくても、「武帝紀」一つを読めば良いという事は無く、矢張り多くの部分にその記述は散在している。
重要人物(若しくは立伝されていない人物)程、多くの紀や伝にその記述が散らばっているのだ。
同様に、重大事件は一人の伝に収まっているという事は少なく、多くは複数人の伝に跨って記述される事が多い。

三国志の(紀伝体の)楽しみ方の一つは、こういった多くの伝に散在した記述を拾い集め、一つの事件や、一人の生涯を知る事であろう。

そんな事を、アルテイルというオンラインゲームを遊びながら考えてみた。

以下を見ていただきたい。

上記は、アルテイル中の大戦の一つ、聖域攻防戦の一方の主役、「地獄の炎『ベルフィーナ』」 という駒である。
ここにはその聖域攻防戦を知る手掛かりが書かれているが……
その記述は驚く程少なく、この記述だけでは聖域攻防戦というのが、どういう戦争なのか、殆どわからない。

「地獄の炎『ベルフィーナ』」と敵対した部隊は?
「地獄の炎『ベルフィーナ』」の率いた軍勢は?
”聖域”に隠れている裏切り者とは?
そもそもどちらが勝ったのか?

それは、他のカードを見る事で解決をする。
こういったところが、紀伝体を読み解く事に似ていて、実に楽しい。 

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記述者 strap : 2007年06月09日 01:33

オススメ三国志

三国志群雄伝 火鳳燎原 The Ravages of Time

三国志群雄伝火鳳燎原 三国志群雄伝火鳳燎原
三国志群雄伝火鳳燎原 2
三国志群雄伝火鳳燎原 3
三国志群雄伝火鳳燎原 4
三国志群雄伝火鳳燎原 5
三国志群雄伝火鳳燎原 6
三国志群雄伝火鳳燎原 7
三国志群雄伝火鳳燎原 8
三国志群雄伝火鳳燎原 9

いわずと知れた、三国志漫画の最高峰です。香港人の陳某氏が香港・台湾の雑誌で連載をしており、世界的な人気が有ります(これはその日本語翻訳版です)。
主人公は司馬懿と燎原火(趙雲)で、三国志物語を大胆なアレンジで描いているところが人気の少年漫画です。史実とは年齢が合わない等、大幅に改変された設定や追加されたキャラクターも沢山いますが、それが気にならない(というよりも、寧ろそこが良い)程面白い漫画だと思います。


三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)

三国志 ちくまの全訳三国志の文庫版を、セットで売っています。
三国志」は、西晋の陳寿が記した歴史書で、三世紀(つまり三国志の時代に近い年代)に書かれた、正史のうちの一つです(正史は「二十四史」と言う様に、複数存在します。「後漢書」や「晋書」も正史の内の一つです)。この訳本では、裴松之という人によって付けられた注釈も、同時に収められています。
尚「正史」とは、「正しい歴史」という意味ではなく、「ある国家によって認められた歴史書」の事で、三国志は正史の中でも特に評価は高い部類に含まれます。紀伝体という記述方法で書かれており、三国志は本紀(皇帝の伝記と、その治世の記録の事)と列伝のみで書かれています。
主役とも言える曹操の事は、主に魏書の「武帝紀第一」という部分に書かれています。曹操の息子の曹丕が「文帝紀第二」、孫の曹叡が「明帝紀第三」、そしてそれに続く「三少帝紀第四」の四つの部分が、「本紀」の部分です。
三国志演義の主役である劉備は、蜀書の「先主伝第二」、諸葛亮は「諸葛亮伝第五」、関羽や張飛は「関張馬黄趙伝第六」という列伝部分に納められています。
「魏志倭人伝」と俗にいう文章は、魏書(魏志)の「烏丸鮮卑東夷伝第三十」という場所に収められています。
三国志演義三国志演義で面白いのですが、そのモチーフとなった史実を知る為には、先ず三国志を読むのが良いと思います。
読み易い文庫版で、入門用に最適ですよ。


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