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2007年01月15日

今回は、荀彧を主役にw

最近ではアルテイルというネットゲームにはまってしまい、全く三国志や小説の事は考えてませんでした(汗)
久しぶりの更新です。

今回は荀彧を主役に書いてみました。時期的には、『元讓出征--「わが諸夏侯曹伝」の中--』とほぼ同時期です。
夏侯惇棗祗が反撃に転じる為に準備を進めている頃、荀彧とその手下は、こんな事をやっていたんですねw

久しぶりに擬似漢文調なので、ちょっと読みづらいかも知れません。
荀彧のイメージは、荀子の子孫という事もあり、僕の中では孔子なんですよねw
なのでこれは、「墨子」の「非儒下第三十九」に描かれる孔子像をモデルにしています。

王必という人は、降伏して命乞いをする人を見ても平気な顔で「殺せ」という様な人なのですが、屹度こんな感じの人だったのではないかと思います。
王必、侯声、厳象は、僕の作品では荀彧の鼻息を窺う三羽烏の役どころですね。

「司馬」は荀彧の役職。
「呂温侯」は言わずと知れた温侯、呂布の事です。
「興平の元年」は、西暦194年。

タイトルは荀と苟の字が似ている事から。

タイトル
「荀彧苟義」

興平の元年、呂温侯の軍の侵攻に接し、潁川の荀彧、務めを全うせず、守るべき城邑を棄て逃走す。
従う者、僅かに数名のみ。
荀彧、范に向かうに際して窮し、藜羹に米粉を混ぜられぬ事七日。餓えに苦しみ進退を窮める。
供の侯声、厳象、二人して豚を盗み、荀彧が為に此れを煮る。荀彧、肉の由りて来る所を問わず、食した後に二人を褒むる。
二名の褒められし事を妬み、功を焦りたる王必。故に刃を用いて殺人し、その衣を剥ぎ、以って酒を買う。無論荀彧、酒の由りて来る所を訊ねず、呑みた後にこれも褒めた。
范に到り荀彧、席端しからざれば座せず、肉を割く事正しからざれば喰らわず。その礼法、微に入り細を穿つ。范は臨戦の急にも拘らず、荀彧に困ず。節用の中、荀彧のみ贅を極める。范の人、「司馬は戦時の厚害」と評し顔を顰める。
荀彧、飢約すれば則ち妄りに人より奪いて、以って身を生かすを辞せず。飽食なれば則ち行を偽り、以って自らを飾る。汚邪詐偽なる事、何が此れより大ならん。
古人曰く「衣食足りて礼節を知る」。此れ、荀彧が為の言葉なり。

投稿者 strap : 2007年01月15日 02:19

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