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2006年07月04日
風呂敷
世間では、
風呂敷はたたみ方よりも広げ方の方が重要という考えが多数派の様である。無論ここで言う「風呂敷」は、「物を包む事に用いる方形の布」という意味では無い。「風呂敷を広げる」の「大言壮語を吐く」という意味から派生した、「物語をどんどん発展させる。話を大きくする」という意味の使い方である。
つまり「広げ方」というのは物語の発展を指し、「畳み方」というのは物語の収拾を付ける作業である。謎が謎を呼ぶ展開から、謎が謎の儘終わる。そんな物語を持て囃す人は多い。
話を盛り上げる為には多少の矛盾にも目を瞑る。「行き当たりばったり」でも娯楽性が高ければok。そんな作品や作家が現代では支持されている。現代は、「娯楽性」にこそ作品の価値があるのだ。これは小説に限った事では無い。
僕自身の感想から言うと、こういう考え方はどうも好みでは無い。
確かに物語はダイナミックな展開をするし、スリリングにはなると思う。
しかし僕は、整合性を忘れてはならぬと思うし、最後には収拾すべきだと考える。
「娯楽性至上主義」を悪いとは思わぬし、むしろ娯楽性は追うべきだと思う。
しかし僕はそういった「(それに因る効果を狙った訳では無い)半端な終わり方」というのは好きになれ無いし、あまり面白いとも思わない。整合性の無い物語など、理屈っぽい僕には耐えられ無い。
人間が真面目過ぎるのだろうか。
記述者 strap : 2006年07月04日 00:25
オススメ三国志
三国志群雄伝 火鳳燎原 The Ravages of Time
三国志群雄伝火鳳燎原三国志群雄伝火鳳燎原 2
三国志群雄伝火鳳燎原 3
三国志群雄伝火鳳燎原 4
三国志群雄伝火鳳燎原 5
三国志群雄伝火鳳燎原 6
三国志群雄伝火鳳燎原 7
三国志群雄伝火鳳燎原 8
三国志群雄伝火鳳燎原 9
いわずと知れた、三国志漫画の最高峰です。香港人の陳某氏が香港・台湾の雑誌で連載をしており、世界的な人気が有ります(これはその日本語翻訳版です)。
主人公は司馬懿と燎原火(趙雲)で、三国志物語を大胆なアレンジで描いているところが人気の少年漫画です。史実とは年齢が合わない等、大幅に改変された設定や追加されたキャラクターも沢山いますが、それが気にならない(というよりも、寧ろそこが良い)程面白い漫画だと思います。
三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)
ちくまの全訳三国志の文庫版を、セットで売っています。「三国志」は、西晋の陳寿が記した歴史書で、三世紀(つまり三国志の時代に近い年代)に書かれた、正史のうちの一つです(正史は「二十四史」と言う様に、複数存在します。「後漢書」や「晋書」も正史の内の一つです)。この訳本では、裴松之という人によって付けられた注釈も、同時に収められています。
尚「正史」とは、「正しい歴史」という意味ではなく、「ある国家によって認められた歴史書」の事で、三国志は正史の中でも特に評価は高い部類に含まれます。紀伝体という記述方法で書かれており、三国志は本紀(皇帝の伝記と、その治世の記録の事)と列伝のみで書かれています。
主役とも言える曹操の事は、主に魏書の「武帝紀第一」という部分に書かれています。曹操の息子の曹丕が「文帝紀第二」、孫の曹叡が「明帝紀第三」、そしてそれに続く「三少帝紀第四」の四つの部分が、「本紀」の部分です。
三国志演義の主役である劉備は、蜀書の「先主伝第二」、諸葛亮は「諸葛亮伝第五」、関羽や張飛は「関張馬黄趙伝第六」という列伝部分に納められています。
「魏志倭人伝」と俗にいう文章は、魏書(魏志)の「烏丸鮮卑東夷伝第三十」という場所に収められています。
三国志演義は三国志演義で面白いのですが、そのモチーフとなった史実を知る為には、先ず三国志を読むのが良いと思います。
読み易い文庫版で、入門用に最適ですよ。