« 自作三国志小説『元譲出征』の紹介 | メイン | 荒野の七人(4) »

カテゴリーへ
三国志小説作品目録
三国志小説論:エントリー一覧
ブログランキング・にほんブログ村へ

2006年05月16日

命令を拒否させぬ事の重要性

現行の火薬類取締法は、第二十三条で十八(今は十六になったのかな?)歳未満の者の(法規が適用される)火薬の取り扱いを認めていない。無論射撃競技の実包は、火薬類取締法で適用される火薬である。この為国内では、海外の優れた少年少女が射撃競技に参加する事は許されていない。つまり、本邦で開かれる射撃の国際大会が五輪の選考を兼ねた時、早熟の競技者達は涕を飲む事となる。
この様な状態の中での五輪開催など、もってのほかだ。競技は違うが、バルセロナで岩崎が金メダルをとった時は、十四だった。こういう若い才能を、整備されていない法規が潰しても良いものだろうか?


先日、「福岡市の五輪招致に反対する署名」というのをやっていたので署名した。
とはいえ僕は、福岡で開催すれば街は潤うと思っているし、日本で開催するならば福岡が望ましいと思う。僕自身は日本で開催する事自体に反対なのであるから、間違った事をしたと思う。

さて、五輪といって、真っ先に思いつく大会は何であろうか?
人によっては華やかだったロス五輪(柔道のラシュワン対山下戦は名勝負中の名勝負)であろうし、古い人には東京五輪(冬季も含めば、札幌五輪もか)やメキシコ五輪(日本が最もサッカーが強かった頃)が思い起こされるかも知れない。印象の薄さからモスクワ五輪を挙げる人もいるかも知れない。
しかしやはりオリンピックと聞けば、、多くの人はミュンヘン五輪を思い起こすであろう。オレンジ色の服を着てワルサーMPLを持った西ドイツ警察軍部隊の隊員の写真は、誰しも一度は見た事あると思う。
又この件を要因として西ドイツ警察は対テロリスト用に拳銃のトライアルを行い、ワルサー・P5、SIG・P6(P225)、H&K・P7(PSP)という傑作拳銃が生まれた事も、周知の事実である。

さて、この時西ドイツ警察は"黒い九月"を名乗るパレスチナのテロリスト(当時は「アラブゲリラ」と呼ばれた様である)に、人質9人(と、イスラエルのレスリングコーチ一名、選手一名、西ドイツ警察軍部隊の隊員一名)を全て殺害された。
これは西ドイツ警察軍部隊に多くの不備があった為に防げなかった事ではあるが、その理由の一つに命令を拒否し、狙撃をしなかった者がいたという事もある。

我が国でも同様の事ではあるが、第二次世界大戦後の連合国の裁判で、「自己の良心に基づいて行動しなかった罪」で多くの上官の命令に忠実であった軍人が裁かれた(イスラエルに拉致され絞首刑にされたアイヒマンなども、命令に忠実な軍人であった可能性がある)。この為当時の西ドイツでは、「良心に因る命令拒否」という考えが浸透していた様である。これを根拠として、「裁判も無しに射殺する事は出来ない」と、一部のスナイパーは引き金を引かなかったらしいのだ。この安っぽい思想が、罪も無い人質を一人も救出できないという大失態を生んだ。
命令を拒否する兵は、有事においては全く信用できない。

孫武はその軍事の才を呉王・闔廬に示す為、女達を軍隊に仕立てるという試験を受けている。闔廬の側室を調練した際、命令をきかせる為に先ず命令に従わなかった闔廬の愛妾二名を斬った。
又墨子は、「号令第七十」で、命令の重要性を説いている。
軍隊というのは先ず、命令を確りときくという事が重要であるという事であろう。

投稿者 strap : 2006年05月16日 20:04

コメント

ホームページ制作・ビジネスブログ(商用ブログ)構築|福岡・大牟田