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2006年04月16日
「仮説演繹法」とは?
ここに女の子が忘れていったキャッシュカードがあるとします。
今回はこの仮定で、「暗証番号を導き出す」という仮説を組み立てる過程を紹介し、仮説演繹法について簡単に紹介したいと思います。
参考:歴史を学ぶ姿勢
先ず前提です。今わかっている情報は以下のとおり。
女の子の名前は「弥生」ちゃん。26歳OL。物覚えは特別良くはなさそう。動物占いの結果は「マントヒヒ」。
さて、これから導こうと試みてみます。
先ず、「物覚えは特別良くはなさそう」から、「暗証番号は誕生日であるだろう」と仮定します。つまり、誕生日を推測する訳です。
名前が「弥生」ですから、常識的に考えて、三月産まれでしょう。つまり、暗証番号の候補は、「03**」な訳です。
あとは年齢と占いの結果から、三月の何日が「マントヒヒ」になるかを調べればok。
これで候補は3つ~4つ位に絞れるのでは無いでしょうか?
ここまで導き出された3つ~4つの暗証番号候補を「仮説」と呼びます。
とはいえ、これは飽くまでも「仮説」に過ぎません。
例えば、
・そもそも暗証番号が自分の誕生日では無い
・名前は弥生でも、三月生まれでは無い
・年齢をサバ読んでいた
・間違って占いの結果を覚えていた
などの多くの可能性から、この仮説は不安定であり、蓋然的ですらないのです。実験に因り検証せねばなりません。
つまり本当に知りたいならば、キャッシュディスペンサーに実際突っ込んで、確かめる事が必要になります。
この一連の流れにより、正解(真実)を導くやり方を、「仮説演繹法」と言います。
仮説を立て、それが真に正しいか否かを検証する方法ですね。
「仮説」は検証されるまでは「仮説」に過ぎません。ですが、これを組み立てる事で満足し、それを真実としている人が世の中には多い様な気がします。僕も人事とは思わず、気をつけたいですね。
記述者 strap : 2006年04月16日 21:14
オススメ三国志
三国志群雄伝 火鳳燎原 The Ravages of Time
三国志群雄伝火鳳燎原三国志群雄伝火鳳燎原 2
三国志群雄伝火鳳燎原 3
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三国志群雄伝火鳳燎原 9
いわずと知れた、三国志漫画の最高峰です。香港人の陳某氏が香港・台湾の雑誌で連載をしており、世界的な人気が有ります(これはその日本語翻訳版です)。
主人公は司馬懿と燎原火(趙雲)で、三国志物語を大胆なアレンジで描いているところが人気の少年漫画です。史実とは年齢が合わない等、大幅に改変された設定や追加されたキャラクターも沢山いますが、それが気にならない(というよりも、寧ろそこが良い)程面白い漫画だと思います。
三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)
ちくまの全訳三国志の文庫版を、セットで売っています。「三国志」は、西晋の陳寿が記した歴史書で、三世紀(つまり三国志の時代に近い年代)に書かれた、正史のうちの一つです(正史は「二十四史」と言う様に、複数存在します。「後漢書」や「晋書」も正史の内の一つです)。この訳本では、裴松之という人によって付けられた注釈も、同時に収められています。
尚「正史」とは、「正しい歴史」という意味ではなく、「ある国家によって認められた歴史書」の事で、三国志は正史の中でも特に評価は高い部類に含まれます。紀伝体という記述方法で書かれており、三国志は本紀(皇帝の伝記と、その治世の記録の事)と列伝のみで書かれています。
主役とも言える曹操の事は、主に魏書の「武帝紀第一」という部分に書かれています。曹操の息子の曹丕が「文帝紀第二」、孫の曹叡が「明帝紀第三」、そしてそれに続く「三少帝紀第四」の四つの部分が、「本紀」の部分です。
三国志演義の主役である劉備は、蜀書の「先主伝第二」、諸葛亮は「諸葛亮伝第五」、関羽や張飛は「関張馬黄趙伝第六」という列伝部分に納められています。
「魏志倭人伝」と俗にいう文章は、魏書(魏志)の「烏丸鮮卑東夷伝第三十」という場所に収められています。
三国志演義は三国志演義で面白いのですが、そのモチーフとなった史実を知る為には、先ず三国志を読むのが良いと思います。
読み易い文庫版で、入門用に最適ですよ。