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2006年04月29日

「謀臣の資質」特別編 「謀将の資格」

 この人を曹操に抱かせねばならぬのか。
 そう考えた時、一層愛しくなって、硬くなった右の乳首を強く吸った。陰核にそっと当てた右の中指を、激しく動かす。背中から廻した左の五指で乳房を揉みしだく。それは俺の狂おしさを体現するかの様であった。感度の良い女は、指に合わせて声を上げる。
 ずっと憧れ続けてきた女性。胡弓を弾く、族父の美しい妻。恋焦がれた清楚な印象の女性。鄒氏。初めて触れるこの女性に俺は、長年密かに思いを寄せていた。そして今、遂に手を出した訳である。それは後悔せぬ為であり、又、償いの為でもあった。
 美しい鄒氏は、
「あっ、あっ、あっ」
 っと顎を上に向けて反り、激しく声を上げる。既に充血した陰核を拇指と中指で摘まんで擦り合わせると、目を閉じた首を振りながら、
「あぁーん、あぁーん」
 と可愛らしく鳴いた。そのはしたなく涎を垂らす愉悦の表情を見て、俺は一層悲しくなる。
 俺には、一時の快楽を与える事しか出来ぬのだ。何と情けの無い事であろう。己の無力を怨む。己に力さえ有れば、この美しい人を曹操に渡さずとも済むというのに。
屈辱感と遣る瀬無さが同時に込み上げてくる。しかしそれを決めたのは、誰でも無い己自身なのである。 熾る憤りは、誰に対してか。
 俺は乳房から離した口を、腋の下に持って行き、その滑らかな曲線を追う様に舌を這わせた。すると族父の妻は体を曲ねらせようとする。俺は無理に押さえつけてそれを禁じた。禁じられると益々快楽が体内で増幅していくらしく、族父の妻はある種の苦しそうな顔でそれに必死に耐える。その様子が実に愛らしい。全身が性感帯の様な女であった。
 族父、張済が死んでもう随分と経つ。恐らく鄒氏は、性的な欲求を満たされず、悶々とした日々を送ってきたのだろう。上品な顔からは想像も付かない喘ぎを見せた。舐め回される事を心底喜んでいた。
 触れてもおらぬのに蜜壺からはもう汁が溢れ、内股を伝って流れ落ちている。既に本気で感じている事は明らかだった。
「震えている」
 俺がそう言うと、
「感じているの」
 と目を閉じ答える。
「欲求不満だったのだな。溜まっているのだろう」
「そう」
 女は両手で顔を覆い、恥ずかしそうに頷いた。
「どうして欲しいんだ」
「乳首を、早く乳首を触って下さい。気が、気が狂いそう」
 その儘馬乗りになると、動かせぬ様に両膝で腰を固定し、そして両手で左右の乳首を転がす。色白の豊満な乳房は、上を向いて尖り、肌理細やかで美しい。ぴんと張り詰めた乳房は、若さを主張する様に弾力があり、湯水を弾く様な張りが有った。乳輪は小さく、薄い桃色をしている。暫く弄ると、堪らずもじもじとし始めるが、しかし俺は確りと固め動く事を許さない。右回りに、左回りにと丁寧に転がしつつ、時には三本の指で強く捻じったり、力を入れて摘まみながら引っ張ったりと、緩急を付けて刺激を与え続けた。鄒氏はその愛戯に合わせて厭らしい声を上げる。
 ぴんと指で乳首を弾くと、
「あぅっ」
 という、大きな声を上げて身悶え、殊更激しく反った。
 愛しいと思う。
 感じ易いこの女を、可愛らしいと思う。
 この女性は掛け替えが無い、という錯覚に迄陥る。
 しかし、俺はこの鄒氏と引き換えに、敵を殺す事を決めたのだ。恋した女とて利用する。俺はなんという 男であろうか。
 俺は曹操を攻撃する為、この美しく若い族父の妻を曹操に与える事を決めた。曹操が鄒氏に溺れている間に攻撃を開始し、曹操を殺す事に決めたのだ。賈詡が提案した事とは言え、決定を下したのは他ならぬ俺である。
 今快楽に喘ぐ美しい女は、恐らく死ぬだろう。それを思うと矢張り辛くなる。俺の力の無さの為に女を利用し、そして殺す事になろうとは。可哀想な事をすると、自分でも思う。心中で詫びる。悲しさが胸の内で溢れた。
 策の為に女を殺す。俺も立派な卑怯者の仲間入りだ。以後はどんなに勝ち続けても、最早強き武人とは呼ばれぬだろう。死んだ族父、張済は、不甲斐ない俺を許して呉れるだろうか?
賈詡の話では、董卓の謀臣李儒はその昔、上官の首を落とし、その愛人を賊に差し出す事で隙を作り、窮地を脱したと云う。誉められた方法では無いかも知れぬが、切羽詰まった時であれば致し方無いとも言える。智謀に長けているとも言って良い。しかし今、俺が敵に差し出そうというのは、族父の妻であり、俺の憧れた美しい女なのだ。どおしてこれと較べる事が出来ようか。
 俺には人を愛する資格が無いのだと思う。資格がある者は一度惚れた人を、己の利益の為に利用したりはしないし、殺したりなど絶対にしないだろう。では、俺にはどんな資格があるというのだろうか?
 俺にあるのは、謀将を名乗る資格。「謀将の資格」それのみである。
 そして俺に出来る唯一の贖罪は、今この瞬間に享楽を与える事のみなのである。俺は今、償いの意味も込め、淫蕩な女との性交を行なっているのである。これは殺す者としての義務なのだ。
 俺は美しい人を四つん這いにさせる。女は尻を高く上げ、俺にその桃色をした綺麗な尻穴を見せた。尻穴はきゅっと小さく締まり、中央に向けて綺麗に皺が走っている。毛は薄く生え、その肛門の美しさを彩っていた。
 両手で柔らかな臀部を持ち、深呼吸をする様に深くその匂いを嗅ぐと、排泄物の仄かな香りが鼻を刺激する。俺は肺をその香りで満たす様に何度も深呼吸をして、女の尻に鼻息をかけた。匂いを嗅がれている事の恥ずかしさと、その荒い鼻息の感触に堪らず突っ伏す。そして尻を左右に揺らしながら、
「舐めて。舌で触って」
 と、強請る。それで俺は、舌先で軽く突付いた。
 女は
「あん、あん」
 と擽ったそうに尻を振ろうとするが、俺は固く抑え、それを許さない。暫く焦らす様にそれを続けると、
「もっと激しく」
 と、こもった声で訴え身を捩る。
 それで俺は左右に尻を開き、その穴に舌を入れ易い様にした。
 予告無く、尖らせた舌を強引に尻穴に突っ込む。すると
「ひっ」
 と女は反応し、それから快楽の為に床を掻き毟った。俺は一旦抜き、尻の皺一本一本をなぞる様に、丁寧に舌を這わせる。淫乱な女はこれに激しく喘ぎ、そして上を向き、懇願する様な瞳で
「意地悪しないで。お願い‥‥‥」
 と言った。
 それで俺は右の中指を立て、女の口に優しく入れた。指を女の唾液で良く濡らす。女はこれから起こる事に期待して、上気した顔を見せている。本当に好色な女だと思う。快楽の地獄に落したいと、そう思う。
そうした後、俺は女が潤滑の為に濡らした指を尻穴に当てる。そして焦らさず一気に突っ込んだ。指の内側を上に、奥の深い所まで刺し入れる。
「んぁっ」
 という声を上げると、女は一度大きく仰け反った。
 俺は構わず、回転運動を加えながら激しく指を抜き差しする。すると女は激しく興奮した。
 それは、普段の凛とした様子からは想像も付かない乱れ方だった。
 首を大きく振り、絶叫を始める。それは狂ったかの様な感じ方だった。
 俺の指の動きに合わせて、声を上げ、首を振る。なんと艶かしい事であろう。自分から尻を押し当て、深く指が入る事を欲する。
「奥まで、奥まで入ってる‥‥‥」
 と、喜びの声を上げる。
 尻穴は痙攣し、俺の指を強く締め付けてくる。俺は手首を回転させながら、同時に指も動かし、出し入れを繰り返した。尻の中のぬめりが指に心地好い。しかしきつ過ぎて二本は入るまいと断念する。
 俺の指を暫く味わった鄒氏は、
「早く‥‥‥。早く硬い物を頂戴。熱い物で突いて欲しい」
 と遂に言った。今更だが、俺はこれに少なからず驚いて了う。
 普段品の好い鄒氏が、こんな事を露骨に言うとは思わなかった。普段澄ましている女性が、恥ずかしさを棄て、この様な懇願をするとは思わなかったのである。日々、成熟した肉体を持て余し、悶々と性的欲求を求め続けていたのであろう。美しさの裏には、誰かとの結合を強く望む気持ちが隠れ住んでいたのだ。
「何処を突くんだ?」
 と意地悪に言うと、
「ここよ。ここに熱い物を入れて!」
 と、左手で滑った膣を広げ見せる。小娘のものの様に鮮やかな色をした唇は、綺麗に捲くれあがっていた。既にそこは煌めきながら大きな口を開け、待ち望んでいる状態である。
「熱くなって我慢出来ないの。滅茶苦茶に、して‥‥‥」
 と潤んだ瞳で懇願する。
 それは、本当に欲しくて欲しくて仕方が無いという様子だった。
 それで俺は尻の奥に指を入れた儘、後背位で肉茎をそこに沈める。女が味わった事が無いであろう、両穴同時の行為を試みた。
 女はそれを全く予想して居なかったらしく、
「駄目‥‥‥」
 と一応言ったが全く抵抗は見せず、逆に指が抜けぬ様に穴を窄めた。
俺の肉棒が細い髄道を進む。尻穴の指で圧迫されている分そこは狭く、貫く物に絡みつく。
俺は腰骨の辺りに添えた左手に力を入れ、素早い出し入れを繰り返す。肉茎の張った部分が通る度、尻の中が狭くなり、指が刺激される。
「こんなのっ、あぅ、こんなの知らないいっ」
 鄒氏はこれまでに味わった事の無い快楽に酔いしれていた。初めての快感に喜んでいた。
 俺は一層腰を速く動かす。女も一層速く腰を揺らした。
 女は、肛門で、玉門で、俺を強く締め付け、俺の物を刺激する。俺にねっとりと絡みつき、快楽を貪る。それは俺の物を温かに咥えて放さない。激しい蠕動運動で、確りと捉えていた。
「あぅ、あぅ」
 という声を発し、俺を興奮させる。
 その大量の愛液が、潤滑を好くし、更なる快感を与える。互いの息遣いが、互いを興奮させる。
 そして遂に、
「あくぅ、うっ‥‥‥逝く、逝っちゃううっ、逝っちゃうぅー」
 と、絶頂に達した。俺も同時に白濁液を中に噴出させる。
 総ては終わった。
 呼吸を整えると俺は、有頂天の儘痺れる女から離れ、女の顔を覗き込む。それは普段の理知的な表情ではなく、呆けた様な面だった。
 恍惚としたその表情を見た時俺は、罪を償うには値せぬがと、心中で詫びる。
 そして今。
 今、本当の意味での覚悟が出来た事を悟った。

投稿者 strap : 2006年04月29日 02:08

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