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2006年03月25日

本邦での戦術を発展させた書物

参照:戦略・作戦・戦術カテゴリー

さて、我が国の近代戦術の発展であるが、それは講武所砲術師範役高島四郎兵衛秋帆が、出島館長のスチューレルの手ほどきを基に完成させた洋式砲術から、という考え方もあるが、やはり一般的な意味で言えば、それはブラントの「三兵答古知幾」が翻訳された時からであろう(デッケルの「垤氏三兵答古知幾」とは別物)。

これはタイトルが表す様に、三兵、つまり歩兵、騎兵、砲兵の答古知幾を記した本である。答古知幾とは戦術を意味し、TAKTIEKの音訳であり、ブラントの著書Grundzuge der Taktik der drei Waffenの蘭語訳、Taktiek der drie wapensからのものである。

僕自身が未読であるので、この書物自体は紹介できないが、現在仕事で内科医と話す機会が多いので、思い出した今ここに記しておく(「三兵答古知幾」の翻訳者は、内科医吉田長淑の弟子)。
森鴎外がカール・フィーリプ・ゴットリープ・フォン・クラウゼヴィッツの著書である「Vom Kriege(現在のタイトルは「戦争論」)」を「戦論」として翻訳した様に、この手の本の翻訳と医者は不思議と縁があるのかも知れない。

投稿者 strap : 2006年03月25日 19:15

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