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2006年03月24日

感想文からの自作解説

先日アマチュア三国志小説作家仲間のeiさんから、自作三国志小説
「わが三国志 第一部 陳宮離落(ネット未公開作品)」
の感想を戴いた。
eiさんは関中平話という作品を公開している優れた作家であるので、矢張り感想文から気付かされる事は多い。
なので今回は、本人の許可を取り、その文を紹介しようと思う。

尚、eiさんからの称讃は世辞もあろうから、賛辞を三割程度に考え、ここでは割愛させて戴く。

先ずは一通目。

陳宮と云う存在に血が通っている…それが第一の印象です。
自信や自負がありながら、それが揺らぐことがあったりするあたりは、非常に人間らしいと感じました。
また、対人の評に関しても能力的な自身との比較と、好意・嫌悪が入り交じっているあたりも、そう感じました。
但し、この点は痛快な主人公と云う像には遠く、所謂『大衆ウケ』には繋がらないかも知れないと感じました。
多彩な登場人物、とくに棗顧問の存在感が大きいこともその要素ではないかと考えます。
登場人物のモデルに書いた様に、僕の作品の多くの登場人物には、一人一人にモデルがある。無論、作品は僕を介して書く訳で、そのモデルは僕の性格の一側面である事は多いが、この陳宮という人は、特別に僕の性格に近づけて書いた人物である(これに関しては一度、三国志小説での自画像に書いた)。それ位意識して書いたので、「血が通っている」という評価はありがたいと思う。しかし、という事は、僕自身が「痛快な主人公と云う像には遠」い人物なのだろう(泪)
しかし元々僕の作品に「痛快」な作品なんて無いのだが‥‥‥(汗)
又僕はスターウォーズやっとみましたに少し書いたが、三国志物語を「群像劇」だと思って書いているが、その為に主人公よりも魅力的な脇役を多く書いてしまった様だ。反省。尚、「棗顧問」と書かれている人物は、棗祗のことである。

eiさんの掲示板には、これに関する補足をして戴いている。

「血が通っている~」に次いで感じたのは、「好きな分野を書いておられる」と云うことでした。
特に、戦闘の箇所は…。
まぁ、これに関しては、三国志と馬や、発石車を見ていただければ解る様に、僕は合戦を描くのが大好きなので。やはり合戦は三国志小説の華であると思う(ネット上で公開している作品には少ないですが)。

さて二通目ですが、

私はこのシーンが『大伴作品の特長』の善く顕われている部分と捉えています。
緻密で隙のない描写は、臨場感にあふれており‘暗殺未遂’でありながら、血が沸くような印象さえありました。
体の部位や動きをいちいちに渡って描きつつも、テンポとのバランスも見事だとおもいます。

そして、刀の紹介。
私はこれこそが『特長の具現』と感じるのです。
こだわりを以て描き、知識ある者にウケる深み…これが、私の中の『大伴作品』です。

との事でした。ここでeiさんが述べたシーンの一部は、剣戟のリズムというエントリーで紹介している。尚「大伴」というのは、僕の別名だ。
僕の見るところ、eiさんはこの分野(斬り合い)を最も得意とする作家である。そのeiさんにこう言って戴けたのは、何ともありがたい。こういう剣戟も僕が得意とする分野であるのだという事に自信を持った。

eiさんの感想を読むと、己の作品をおぼろげながら客観視できる。僕も互いに切磋琢磨していく為に、eiさんの新作があれば、感想文を書きたいと思う。

追記:もし自作「わが三国志 第一部 陳宮離落(ネット未公開作品)」を読んでみたいという方があれば、大伴銃砲火薬店私書箱まで連絡戴きたい。

投稿者 strap : 2006年03月24日 02:23

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