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2005年06月04日

重量感

文章においても、重量感をだすというのは、とても難しい事です。僕の作品での発石車は、この様に出てきます。

「もう見えているぞ。あれだ! 」
と、勢い良く右手で前方を指差した。
関羽は夏侯惇が差す右前方を返り見る。そこには二つの木製の塔が立っていた。関羽は驚き凝視する。
「あれが。あれが新兵器か! 」
「うむ。炎の雨をも降らせる塔だ。十年の時を掛け、やっと実用化に到った。今日俺が視察すれば、直ぐ様官渡に送られる」
関羽は話には聞いた事があった。併し実物を視るのはこれが初めてだ。噂が真実ならば、初平三年に一度だけ、この兵器は使われた筈である。その時は二射目に耐えきれず、轟音と共に崩れ落ち、多くの兵がこの兵器の下敷きになり死んだと云う。関羽はこれを、荒誕にして無稽な与太話だとばかり考えていた。併し今現実に、己の前にその姿が在るのである。一度使われたか否かは兎も角、実在はしていたのだ。
「何と巨大な! 」
思わずも感歎の声が洩れて了う。圧倒的存在感の巨大な塔が二基、聳え立っている。
「これは先行量産型の二基だよ」
誇らし気な声で夏侯惇は説明した。
こんな感じで如何でしょうか?

僕は三部作を書いているのですが、その中で発石車は、
第一部では「未完の最終兵器」
第二部では「戦況を大きく動かす新兵器」
第三部では「老朽化した、時代遅れの決戦兵器」
として、その全てで圧倒的破壊力を発揮させています。

記述者 strap : 2005年06月04日 08:01

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三国志群雄伝 火鳳燎原 The Ravages of Time

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三国志群雄伝火鳳燎原 3
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三国志群雄伝火鳳燎原 8
三国志群雄伝火鳳燎原 9

いわずと知れた、三国志漫画の最高峰です。香港人の陳某氏が香港・台湾の雑誌で連載をしており、世界的な人気が有ります(これはその日本語翻訳版です)。
主人公は司馬懿と燎原火(趙雲)で、三国志物語を大胆なアレンジで描いているところが人気の少年漫画です。史実とは年齢が合わない等、大幅に改変された設定や追加されたキャラクターも沢山いますが、それが気にならない(というよりも、寧ろそこが良い)程面白い漫画だと思います。


三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)

三国志 ちくまの全訳三国志の文庫版を、セットで売っています。
三国志」は、西晋の陳寿が記した歴史書で、三世紀(つまり三国志の時代に近い年代)に書かれた、正史のうちの一つです(正史は「二十四史」と言う様に、複数存在します。「後漢書」や「晋書」も正史の内の一つです)。この訳本では、裴松之という人によって付けられた注釈も、同時に収められています。
尚「正史」とは、「正しい歴史」という意味ではなく、「ある国家によって認められた歴史書」の事で、三国志は正史の中でも特に評価は高い部類に含まれます。紀伝体という記述方法で書かれており、三国志は本紀(皇帝の伝記と、その治世の記録の事)と列伝のみで書かれています。
主役とも言える曹操の事は、主に魏書の「武帝紀第一」という部分に書かれています。曹操の息子の曹丕が「文帝紀第二」、孫の曹叡が「明帝紀第三」、そしてそれに続く「三少帝紀第四」の四つの部分が、「本紀」の部分です。
三国志演義の主役である劉備は、蜀書の「先主伝第二」、諸葛亮は「諸葛亮伝第五」、関羽や張飛は「関張馬黄趙伝第六」という列伝部分に納められています。
「魏志倭人伝」と俗にいう文章は、魏書(魏志)の「烏丸鮮卑東夷伝第三十」という場所に収められています。
三国志演義三国志演義で面白いのですが、そのモチーフとなった史実を知る為には、先ず三国志を読むのが良いと思います。
読み易い文庫版で、入門用に最適ですよ。


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