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2005年05月31日
人称代名詞
CORRUPTION OHOTOMO EDITION 2004を書いていて悩んだのは、曹操の人称代名詞です。
舞台は官渡の役で、曹操は司空という三公の身分なのですが、自身をなんと呼ばせるかで迷いました。
予(余)という人称代名詞は相応しくないと判断し、結局は「私」としました。
「朕は鱈腹喰っとるぞ。貧乏人は餓えて死ね」と書いたプラカードを持ってデモに参加すれば、警官に捕らえられます。これはその「朕」という人称代名詞が、特定の人物を表す言葉だからなのですね。 僕は、人称代名詞はその個人を表現する為に重要であると考えています。ですから慎重に選びたいですね。小官や本官は官職にある人、麿は公家、ミーはフランス帰りと決まっています。どのような言葉がその人のイメージに合うか、常々考えています。 諸葛恪や夏侯惇など、強気のイメージが強い人には「俺」を僕は用いていますね。
皇帝となった劉備は、自身を「朕」と呼んだのでしょうか?
記述者 strap : 2005年05月31日 23:12
コメント
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いわずと知れた、三国志漫画の最高峰です。香港人の陳某氏が香港・台湾の雑誌で連載をしており、世界的な人気が有ります(これはその日本語翻訳版です)。
主人公は司馬懿と燎原火(趙雲)で、三国志物語を大胆なアレンジで描いているところが人気の少年漫画です。史実とは年齢が合わない等、大幅に改変された設定や追加されたキャラクターも沢山いますが、それが気にならない(というよりも、寧ろそこが良い)程面白い漫画だと思います。
三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)
ちくまの全訳三国志の文庫版を、セットで売っています。「三国志」は、西晋の陳寿が記した歴史書で、三世紀(つまり三国志の時代に近い年代)に書かれた、正史のうちの一つです(正史は「二十四史」と言う様に、複数存在します。「後漢書」や「晋書」も正史の内の一つです)。この訳本では、裴松之という人によって付けられた注釈も、同時に収められています。
尚「正史」とは、「正しい歴史」という意味ではなく、「ある国家によって認められた歴史書」の事で、三国志は正史の中でも特に評価は高い部類に含まれます。紀伝体という記述方法で書かれており、三国志は本紀(皇帝の伝記と、その治世の記録の事)と列伝のみで書かれています。
主役とも言える曹操の事は、主に魏書の「武帝紀第一」という部分に書かれています。曹操の息子の曹丕が「文帝紀第二」、孫の曹叡が「明帝紀第三」、そしてそれに続く「三少帝紀第四」の四つの部分が、「本紀」の部分です。
三国志演義の主役である劉備は、蜀書の「先主伝第二」、諸葛亮は「諸葛亮伝第五」、関羽や張飛は「関張馬黄趙伝第六」という列伝部分に納められています。
「魏志倭人伝」と俗にいう文章は、魏書(魏志)の「烏丸鮮卑東夷伝第三十」という場所に収められています。
三国志演義は三国志演義で面白いのですが、そのモチーフとなった史実を知る為には、先ず三国志を読むのが良いと思います。
読み易い文庫版で、入門用に最適ですよ。