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2005年05月15日

後漢から魏晋にかけての武具と、登場人物の武器

三国志小説を書く時にいつも悩むのが、その登場人物達の武具です。
既に物語などで強くイメージされており、そこに歴史背景を適用させるべきか否かには、いつも頭をなやまされます。
当時は戟、刀、弓、弩といった武器が兵器としての主流だったようです。
張飛の武器は矛ですが、これは当時、少し古い武器となっています。戟を現代兵器に例えれば、突撃銃(アサルトライフル)、戈や矛は歩兵銃(小銃)といったところでしょうか。
趙雲の槍は、やっと普及し始めた武器ですので、例えるならパーソナルディフェンスウエポン、関羽の偃月刀は、近い将来に実現する兵器でしょうか。
呂布の画戟などは、宋の時代の武器ですから、完全に未来兵器ですね。

さて、僕は結局どうしているのか。
僕は三国志小説を書く時、出来るだけ当時の風俗や、文化を大事にし、歴史的事実も可能な限り忠実に再現しようと考えています。しかし、この武具だけは例外としました。

関羽は何故偃月刀を使うのか?
という問いに関して、僕は作品で一つのこじ付けを書きました。
下に要約をしるします。

突きが難しく、斬る武器である偃月刀を用いるのは、斬る技が檄を用いた時よりも見栄えがいいからだ。
何故見栄えを気にするかと言うと、若い時から能力はあっても認められる事は無かった為、自然と大きくアピールする暴れ方をし、目立とうと思ったがため。

記述者 strap : 2005年05月15日 03:24

コメント

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いわずと知れた、三国志漫画の最高峰です。香港人の陳某氏が香港・台湾の雑誌で連載をしており、世界的な人気が有ります(これはその日本語翻訳版です)。
主人公は司馬懿と燎原火(趙雲)で、三国志物語を大胆なアレンジで描いているところが人気の少年漫画です。史実とは年齢が合わない等、大幅に改変された設定や追加されたキャラクターも沢山いますが、それが気にならない(というよりも、寧ろそこが良い)程面白い漫画だと思います。


三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)

三国志 ちくまの全訳三国志の文庫版を、セットで売っています。
三国志」は、西晋の陳寿が記した歴史書で、三世紀(つまり三国志の時代に近い年代)に書かれた、正史のうちの一つです(正史は「二十四史」と言う様に、複数存在します。「後漢書」や「晋書」も正史の内の一つです)。この訳本では、裴松之という人によって付けられた注釈も、同時に収められています。
尚「正史」とは、「正しい歴史」という意味ではなく、「ある国家によって認められた歴史書」の事で、三国志は正史の中でも特に評価は高い部類に含まれます。紀伝体という記述方法で書かれており、三国志は本紀(皇帝の伝記と、その治世の記録の事)と列伝のみで書かれています。
主役とも言える曹操の事は、主に魏書の「武帝紀第一」という部分に書かれています。曹操の息子の曹丕が「文帝紀第二」、孫の曹叡が「明帝紀第三」、そしてそれに続く「三少帝紀第四」の四つの部分が、「本紀」の部分です。
三国志演義の主役である劉備は、蜀書の「先主伝第二」、諸葛亮は「諸葛亮伝第五」、関羽や張飛は「関張馬黄趙伝第六」という列伝部分に納められています。
「魏志倭人伝」と俗にいう文章は、魏書(魏志)の「烏丸鮮卑東夷伝第三十」という場所に収められています。
三国志演義三国志演義で面白いのですが、そのモチーフとなった史実を知る為には、先ず三国志を読むのが良いと思います。
読み易い文庫版で、入門用に最適ですよ。


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