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2005年05月04日
非攻(1)
(魯迅作品全般に関しては、作品とイデオロギーを参照の事)
魯迅の短編集に、「故事新編」というタイトルのものがあります。魯鈍の魯に、迅速の迅を組み合わせてペンネームとする魯迅らしいタイトルだと思います。故事をモチーフに、現代の指針を示す作品集という意味なのでしょう。
その内の一篇が「非攻」です。
主役の墨テキは、墨子と呼ばれ、司馬遷の史記に、
思うに墨テキは宋の大夫であり、城を守り防御する術に長けており、費用を節約する説をとなえた。あるいは孔子と同時代の人だといい、あるいはその後代の人だというとある人物で、都市防衛のエキスパートです。
彼の率いた墨家集団は、三代目鋸子の孟勝の時代、楚の軍に采邑を陥落させてしまい、集団自決をした事で有名です。
「墨子」は、十論と言われる基本思想を初めとした思想部分、防城方法を記した軍事部分、墨子の伝記の三つに大別されます。このうち墨子の伝記部分は、「耕柱第四十六」「貴義第四十七」「公孟第四十八」「魯問第四十九」「公輸五十」があり、魯迅の非攻は、「公輸五十」をモチーフとしています。
投稿者 strap : 2005年05月04日 01:09
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